The beat goes on -

フリーライターのブログ。三児の母。FWAフリーライター協会代表

母の願い、書いておく。

6月22日、長女となる女児を出産しました。

 

女の子生まれると、色んなこと考えるものですね、母親って。


どんな子になるかな、とか飛び越えて、スマホ持ったら心配とか、仲間はずれにされないかとか、どんなことで親子喧嘩するかなとか、孫は私が元気なうちに産んでとか、将来海外に一緒に行きたいとか、楽器はやるかな?とか、母校を受けてほしいとか。


全部私が親とやってきたこと。

何だかんだ色々あったけど、母との人生をなぞるように考えてしまうのが不思議です。

 

数少ないけど、親から譲り受けたジュエリーの譲り先になってくれるのも嬉しい。

男の子は結婚しなかったら、それまでだものね。

 

あと、若いうちにたくさん遊んでほしいなあ。

とにかく色んな場所で遊んで、たくさんのフィールドの人と人脈作って、多様な価値観を理解する人になってほしい。小さくまとまらない人に。

これは男女問わず。一番大切に思ってる。

 


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女子の強さは胎児のころから?

(この記事に書かれていることは、医学的な裏付けなどは一切ありませんのでご了承ください)

 

現在、3人目となる女児を妊娠中。臨月に入りました。

上2人は男の子ですが、この9か月、男の子を妊娠中とは明らかに違うと感じることが数多くありました。

 

・つわりがひどい

・だるくなる

・花粉症がひどい

・歯が超絶に痛くなる(出血も含め)

・子の不調(インフル、ウイルス性胃腸炎など)のたびに母も不調になる

・ヨガや水泳で細胞を活性化させると異様に元気になる

 

 

最後のひとつは置いておいて。

大げさではなく、「体力、免疫力を赤子に吸い取られている」と感じることが多く、こんなに不調を感じたのは今までの妊娠ではありませんでした。

子が保育園から何かウイルスをもらってくるたびに、ビクビクしっぱなしの9か月。

 

最初は年齢かなと思っていたんです。

でも、同じく男の子二人のママで女の子を妊娠中の友人が、「なんか今回つわりもひどくて、花粉症も治ったはずが出てきて、さらには尿糖も」なんて言ってきた!

これは、これは、もしかして?

 

女児のせいか?

 

・・・・

 

断言はできない、断言しちゃいけないんだけど

たぶんこういうことだと思う、という仮説を立ててみました。

 

男児が女児より熱を出しやすかったり体調を崩しやすく、女児は赤ちゃんのときから強いと言われるのは、そのぶん色んなものを、母の体から吸い取っているのではないか。。。」

 

職場の同僚にこの話をしたら、「私を妊娠中に私の母は、歯がボロボロになってしまい、30歳にして総入れ歯になった」という恐ろしい話を聞きました。

 

女性の生命体としての強さは、きっとそういうところから来ているのですね。。。

女子、恐るべしです。

 


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フォローアップミルクにバイバイ

次男、一歳半でやめようとしていた夜のフォローアップミルク。

夜中も2回は起きるのは、このせいもあります。

 

4月5月連続で2回のウイルス性胃腸炎、その後病原性大腸菌まで罹患し水分不足と栄養不足を補うため続けて飲ませてきましたが、いよいよ昨日お別れしました。一歳8ヶ月。

 

お昼に「いままでありがとう」の儀式をし、哺乳瓶を袋に入れ引き出しにしまい、夜、入浴後飲ませるタイミングで欲しがったので、引き出しから出して確認。

しかし、最近物わかりが良くなったから大丈夫だろうと甘く見ていた。。。


どうなるかと思いきや、長男の断乳時と同じくらい、いやそれ以上激怒しました💢😠💢
夜中も激怒👊😡💢
1時すぎにベッドから降り床に正座して、そしてバタバタして、

断固激怒してました。

 

こうなると、だっこもだめ。背中トントンなんてさらに怒らせるだけ。

どうにか多少落ち着かせてから、担ぎ上げてユラユラ。しながらトントン。今度は「下に寝る!」と激怒です。

 

かれこれ1時間くらい格闘したあと、力尽きて寝ました。

 

こいつ、思ったより頑固者じゃな。。。

 

長男の時には、ぞうさんとぶたさんの絵を胸に直接書いたら、怯えたのかそれまでに聞いたことのない泣きかたをし、その後何度か象と豚を確認したものの、比較的すんなりバイバイしたのでした。

 

でも次男、今日はお風呂上がり、納得してお茶を飲んでいた。ミルクをほしがりませんでした。それを見ていて、子供の適応力に驚かされました。

断乳もなにも、出来ないと思っているのは親だけなのよね。

 

子供は常に前を向いて突き進んでいます。

 

子供の力を信じること。これが子離れの第一歩なんじゃないかと、最近強く思います。


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ムーニー炎上に思うこと

ムーニーのワンオペCMが話題になってる。父親が出てくるシーンがほんの一瞬しかないと。
時代錯誤な感じはすれど、これが現実なのだ、でもだよ、でも、このワンオペで育児ノイローゼに陥る新米ママがどれだけいるかわかって作ってるのかなあ。


育児ノイローゼにようこそ、でも頑張ろうねってCMにするつもりじゃないのなら、内容同じでも最後に問題提起をすればよかったのにね。

 

そもそもこういう脇の甘い作品が多いのも事実だけど、それに噛みつく人も多くて。

少し気になる発言したら回りから叩かれ、他人のみならず知人からも叩かれたりして、いつからこんな窮屈なネット社会になったのだろ。

中学生女子はLINE事情が酷いらしい。

 

みんなそろそろSNS疲れてきてるね。

 

でも子育てママの辛いとこは、なかなかリアルに友達に会えないこと。

温度のあるコミュニケーションが取りづらいこと。

 

せめてSNSやネットに費やす時間を、お散歩や読書や映画や音楽にあてて、真のリア充を目指そう。

あっもちろん仕事もね。

 


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子育て悩みの解決はニコニコに尽きる。

「夜泣きする」

「ご飯をきちんと食べない」

「片付けない」

「おむつが取れない」

「口ごたえする」

「よく泣く」

「兄弟喧嘩」

「字の修得が遅い」

 

子育ての悩みは次から次へ噴出する。

でも気がつくと、前の悩みは自然に解決していることが多い。

 

上記のような悩みを解決するために、親が出来ることは実は少ない。

成長の過程で通るべき道を通っているにすぎないからだ。1歩階段を上がれば、見える景色はぐんと変わる。悩みも変わる。

 

もしそうなのだとしたら、細かいことに悩んで、いちいちイライラして子供に指示しているのが無駄なことに思えてくる。

それよりも、悩みのことは一旦、四次元ポケットに仕舞って、親も一緒に子と笑い転げたり驚いたりしながら毎日を過ごせた方がどんなにいいか。

そうすると、これらの悩みは「表面的な事象」にすぎないことや、奥にある本質の存在に気がついたりする。

 

それに、ニコニコした親に協力を求められたら、子供だって気持ちよく片付けるかもしれない。

トイレにだって、行っちゃうかもね。

 いっぱい褒めてもらえたら、もっと頑張っちゃう。

 

だって、一番手のかかる時期は、一番かわいい時期。

あっという間に成長してしまうのだもの。

親だって、満喫しないともったいない。

 

でも、一人目のときはこんな風に感じられなかった。

二人目育児にも、たくさんのことを学んでます。

子育ては、深い。


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決意とスイッチ ~ 子育てママの独立・フリーランスについて考える 3

今日のテーマは子育てママに限らず、何らかの形で独立を考えるすべての方に。。。

 

ここまで読んできて、私にもフリーランスや独立、もしくは副業できるかも?

そんな風に思っていただける方が一人でもいたらとても嬉しい。

過去の記事はこちら

http://yayoishands.hatenablog.com/entry/2017/03/21/100616

http://yayoishands.hatenablog.com/entry/2017/03/30/231256

 

今日は、いざ扉を開ける前に整えるべき「気持ち」について書きたいと思う。

 

会社に頼らず自分で稼いでいこうとするときに、一番大切なのは何か?

それは「スイッチの切り替え」。

これさえできれば、準備の8割はできたようなものだ。

逆に言うと、それくらいこのスイッチは重かったり固かったりする。

 

「自分の力で生きていく」

決意さえ決まれば、人間は強い。不安を遥かに凌駕する新たなアイディアの泉が、こんこんと湧き出てくるはずだ。

不思議なのは、ああでもない、こうでもないと悩んでいた日々と何ら変わらないはずなのに、決意をしてスイッチを変えるだけで、全てが変わったかのように思えることだ。

 

それは何故か?

「どうなるかわからないことを心配しても仕方がない」ということに気づくからだろうと、私は思う。

 

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「不安の正体」は、実体がない。

どうなるかわからない。見えないことを不安に思っているだけなのに、不安というのは感じれば感じるほど増大するのがやっかいだ。

心配事もキリがない。仕事が思うほどなかったらどうしよう、スキルが足りないとクレームが出たらどうしよう?と。

 

 でもそれは、自分の脳内で起きている妄想、仮想であるということを常に意識していればいい。

そして、不安を解決する方法はただ1つ。

 

具体的に動くこと。

 

何もせず、不安だ不安だと時を過ごしていることは、一番の時間の無駄だと私は考える。

具体的に何かをする。

何をしていいかわからない?何でもよい、友達や家族に考えを聞いてみるだけでも良いのだ。

 

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「決意」をすると、ふっ切れる。

そして、今まで考えられなかったほどに肩の荷が軽くなり、また自分の二本の足でしっかりと地面を踏みしめこの地上に立っている感じがするだろう。

私はこの、起業に向けて気持ちがふっ切れた日のことを忘れられない。全身をアドレナリンが駆け巡り、「大丈夫、やれる」と根拠なき自信が溢れてきたものだ。

 

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ではその決意をするために、最初にすべきことはなにか?

 

まず、「何故、いまの自分の環境を変えたいのか」を明確にする。

子供と一緒にいる時間を増やしたい、でもよい。自分の可能性を試してみたい、でもよい。その夢に向かって第一歩を歩み出すのだから、動機は限りなく明確なほうがよい。

 

次に、「自分は何ができるのか」を棚卸ししよう。

会社で仕事をしていると、漠然と様々な業務をこなし、各分野においての自分のスキルを見失いがちになる。

 

英語なら、ヒアリング、スピーキング、文書作成能力がそれぞれどのくらいなのか。

経理なら、リーダーレベルかアシスタントレベルなのか、例えば仕訳ならどこまで明確にわかっているのか。人に教えられるレベルか。

 

組織に属さず仕事をすることは、すなわち「自律、自走性のある人材」であることを求められる。どの分野で自分は自走ができるのか、しっかりわかっておきたい。

 

そして、特に業務委託等で働く際には「自分を安売りしない」と心に決めよう。

世の中には在宅等で仕事をしたい人たちを狙った詐欺紛いの求人がたくさんある。

 

ちなみに私が昨日見たものは、TOEIC900点以上を要求しつつ、一文字あたり0.6円という信じられない安価の英文ライターの仕事だ。3000字で1800円。下調べ込みで3000字を書くには2時間は必要。最低賃金を下回っている。

そういったものに引っ掛からないよう、出来れば世の中の派遣会社の給与相場などで、自分の求める一時間あたりの単価を設定しておきたい。それをベースに、仕事の単価を見ていけばよいと思う。

 

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もうひとつ。

「決意」のスイッチを押すために、考えて損はないことを書いておく。

 

人生はいつでも、やり直しができる。

何千万という元手がかかるビジネスをやるわけではないのなら、より、そう思う。

 

もし独立して何かのビジネスを始め、数百万の穴を開けてしまったとしよう。

その数百万の穴埋めは、一体何年で払い戻せるか? 車を購入した場合を考えてみよう、せいぜい5年で取り戻せるのではないか?

それよりも、チャレンジしたこと、失敗したことによって得られる経験値のほうが、その後の人生においてお金では代えられないほどの役割を演じてくれるはずだ。

 

やろう、と決めたら出来る。

やるために考え尽くすから、出来るようになる。

心を決め、スイッチを変えたら、発想が変わる。

迷ったときには、そう信じてみてほしい。

 

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ここからは余談。

 

子育てしているママの現実として、私が最もきつかったのは、実は「同じような子育てママ以外になかなか会えず、子育て以外の会話をなかなかできない」ことだった。

もちろんそういう会話もたくさん欲しているのだが、同じように、社会に属して様々な仕事をしている人と様々な会話をすることが、最高のストレス解消になってきた。

 

だから、まだ子が一人のときには仕事帰りに近所の馴染みのバーに一人で飲みに行き、他愛ない会話を楽しんだり、子のいない友人の恋の話を聞いたり、よくしていた。

 

閉塞しがちなママの意識を外へ外へ向けていければ、どんなに毎日にメリハリが出ることだろう。

ひいてはそれが、子供にイラついたりすることを減らしてくれるなら、それがベストなのではないか。そう、強く思っている。

 

 
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ママ的タイムマネジメント ~ 子育てママの独立・フリーランスについて考える 2

世の中、非正規を正規社員にする動きが進むのと同時に、多様な働き方を推し進める政策が「ようやく」展開されようとしている。

 

1つの仕事でプロフェッショナルを極めるのもよいが、それと同時に何か別の知識やスキルを習得していくという姿勢はとても大切なことだと感じている。

そう思うのは、海外の方で思いもよらない二足のわらじを履いている方を数多く見てきたからかもしれない。

 

ある人は写真家であり、大学の先生であった。ある人は、ミュージシャンであり弁護士であった。そういったことを、いとも普通に(もちろん相当な努力の末の結果だとは思うが)やってのけるにはいったいどうすれば良いのだろうと、彼らを見ながら思っていた。

 誰にだって1日は24時間。人生として与えられている時間だって、そう変わるものではない。

 

1つの会社に属しながら、プライベートもままならないほどに残業をして、土日は疲れてろくに動けない、そういった人生は選択したくなかった。

そういう人生を否定しているのではない。実際に私の父は、私が物心ついたときから夕食の時間に間に合うように帰ってきたことなど一度もなかったし、ほとんどが終電かタクシーでの帰宅であった。週末は毎週のように付き合いゴルフでいなかった。そこまでしなければならなかった状況だったのだろうし、そうしてきたからこその地位というものもあるだろう。

 

だが、私は違う、そうならないと思っていた。欲張りな私には、やりたいことがたくさんあったからだ。しかもそんな二足のわらじを履いている人たちを数多く見てきて、どうにかして私も彼らように、パラレルなキャリアを積めないものかと悩んできた。

 

 

その考えは、母になっても変わらなかった。いや、むしろ強くなったかもしれない。

 

子育ての大変なところは、何かに腰をすえて取り組みにくいところだと思う。計画通りに何も進めさせてくれないリトルモンスターとの生活は、母一年生のころには本当に苦しく、事業を営んでいたが、常に「何も終わらず」、作業が終わらないことがストレスでしかなかった。

 

どうしてこう、すべてが思い通りにいかないのだろう。と。

「子供との毎日の過ごし方」という名の新しいタイムマネジメント術を修得するまでは、ノイローゼになりそうなほどに時間の使い方がわからず、仕事を進めるために子供を置いて店に出たこともあった。

 

ところが時が経つにつれ、「思ったより時間がないわけではない」ということに気がついた。少しだけ工夫をすれば、家でも外でも時間を作ることはできる。

実験は最初、授乳中のわずかな時間や、1時間程度の子供のお昼寝、電車での移動時間から始まった。

そういった時間をSNSやヒルナンデス鑑賞に費やすのをやめ、それ以前よりタスク管理に使っていたEVERNOTE をフル活用し、まずは店用のメニューの下書きを作ったりアイディアを書き留めたりすることから始めた。

 

気になる店の盛り付けの写真なども、とにかくEVERNOTE に放り込む。そうしていくと、店のスタッフとのミーティング用のメモを作ることもなく、EVERNOTEの画面を開くだけで済むようになった。

しかも作業は授乳中にスマホでもでき、もちろんPCでも、そして店にいるときは店のPCでもできる。

とにかく一ヶ所に情報を集約していくことを徹底し、時間があるときに効率的に見返すことができるようにした。

 

 

この癖を徹底してつけていくことで、私は自信がついてきた。この調子なら、二人目が生まれてもすきま時間で仕事をすることができるかもしれない。

しかも、愛すべき「大きなお荷物」であったお店が閉店するので、さらに時間ができる。

これはイケる。そう思い、お店の閉店まで2ヶ月という時期から、在宅でできる仕事を探し始めた。

 

当時はまさかライターとして十分なお金がいただけるなどと思っていない。ただ英語には多少の自信があったので「在宅 翻訳」でググるところからはじめた。indeedという求人サイトは非常に効率的に色々な媒体の求人が探せるので、画面に穴が開くほどの勢いで情報を探した。

そして、初日に見つけたのが、今もたくさん書かせてもらっているグルメライターの仕事だったのだ。海外のサイトの翻訳もありということで検索に引っ掛かってきてくれて、ありがとうとお礼を言いたいところだ。

 

実は他にも魅力的そうな仕事がいくつかあったので、いくつかのトライアルを受けた。

しかし、不十分なリサーチ力を理由に落とされたり、経験がないことを理由に落とされたり、返事が来なかったりした。

 

余談になるが、SNSなどで見かける大手キュレーションサイトのライター募集などが巷には溢れ返っている。しかし、これらの多くは小遣い稼ぎをしたいと思っているライター志望主婦が多いのを逆手にとり、到底最低賃金に及ばない劣悪な条件での募集がほとんどだ。

例えば、1000字の記事を書くのに下調べなどの時間を入れ、慣れてくれば1、2時間もあれば書けるだろうが、支払われる料金はたったの数百円だったりする。その上、到底さばききれない本数の依頼が一度にあり、多くの初心者主婦ライターがそこで自信をなくし潰れていくと聞く。

クラウドワークスやランサーズのようなサイトに掲載されている仕事オファーも、そういった激安単価のものも多い。また、主婦ライター自身のSNSフォロワーへの宣伝を狙いとしているサイトも多くある。皆さんどうか気を付けて。

 

 

さて。そちらの某グルメサイトで2つのテーマでの記事をトライアルとして執筆。合格し、思いがけずスムーズにライターデビューをしてしまった私。

だが、慣れないのもあり、最初は500文字の記事を1本納品した後も誤字脱字がないか心配で、納品後にも何度もチェックしたり、それが夢に出てくるほどだった。

次第に文章を書くことと自ら校正をすることに慣れてきて、仕事を始めた3か月後にはゼロ歳児のお世話をしながら月間で字数にして8万字から10万字という字数をこなせるようになっていた。

明らかに、すきま時間の活用という壮大な課題を克服し、自信がついた瞬間だった。

 

現在は、副業として派遣社員をしながら、このライター業を続けている。稼げる効率からすると圧倒的にライターのほうが上なのだが、案件が多い月と少ない月がある。そのため、ある程度のインカムベースを確保するために派遣社員も週5日、一日6時間程度で続けている(社保に入りたいのでこの時間で設定している)。

 

このダブルワークがかなり調子よく、社保には入れているために産休育休等は確保できる。しかも派遣先でも官公庁の案件の原稿を書かせてもらっており、こちらはライターの実績として加えることが可能だ。

唯一の誤算は、子供が風邪で休まなければならないときも家で仕事できる!と思っていたのが、こればかりはなかなか。子の看病と在宅業の両立は、難しい。

 

  

保育園に入れている間はしっかり子を見てくれるからよいけれど、小学校に入ったあとがどうやら問題らしいことは、まわりの友人たちの例を見ているとよくわかる。

我が家の場合は上の子が来年4月に小学生。学童には入れないといけないだろうが、それにしても今よりも色々とケアが必要そうだ。それまでになんとか、在宅ワークを6割くらいのバランスで生活を維持していくことができるように、妊婦の現在だがライター仕事を増やすための営業活動をしている。

 

女性たちがフリーランスや兼業を普通にできるようになれば、日本は変わると前回書いた。

ありがたいことに(まあ労働に係る問題を解決するのは必須なのだが)これが可能な方向に国は動いていて、流れが変わってきている。

 

私にはフリーランスは無理、と思う方もいるだろう。

でも、実は、そんなことはないかもしれない。あなたが扉を開けてみていないだけではないだろうか。いきなり全開にする必要はない。扉を1センチだけ開けて、向こうの世界を覗いてみたらよいと思う。

 

毎日同じオフィスのなかで煮詰まった頭を抱え、どんより疲れ保育園にお迎えにいくより、週に1日は早く上がって違う仕事をし、気分転換をしてみる。ときにはその時間、仕事はやめてヨガにいってみる。たまには1日、在宅仕事にしてみる。

あるいは月に一度、フリーで働いている友人と平日ランチに行き、軽くワインでも飲みながら情報交換してみる。そんな些細な行動で、心は潤い余裕が出るものだ。

 

私にはボーナスはない。でも、有給はある。

正社員のような安定した給与はない。でも増減はするが収入はある。

正社員のような安定した雇用ではないが、そのかわり、どの扉も開けられる自由がある。

必要なときに、子供に寄り添ってあげられる自由もある。

そして、今後の人生、どこへいっても食べていけるスキルを、今、磨いている。

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次回は、フリーランスや独立を志す方への心構えを書きたいと思います。

 

<参考までに>

文系の総合職としてキャリアを積んできた女性たちがフリーランスとして働くのをサポートする会社があります。

この会社のやっていることはとても興味深く、今の時代にあっていると思っているところ。

他にも業務委託として仕事を斡旋している会社は色々あるようですが、ここのやり方はハイクオリティ。

私も、ライター業務がないか、実はちょこちょこチェックしています。

http://waris.co.jp

 


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